モンブランの傘Mont Blanc Umbrella

ほぐし織りの技術から生み出される、優美な世界

着物の生地として用いられてきた、日本の伝統技術「ほぐし織り」。
その技法によって生み出された独特の風合いが、モンブランの華やかな世界観を表現します。

生地の本織りの前に行う「ほぐし」の作業。
仮止めの糸を入れた生地に手捺染(てなっせん)で柄をつけた後、仮止めの横糸を抜いていきます。
その仮糸をほぐす工程で絵柄が微妙にずれることにより、絵の具がにじんだような独特の風合いを演出。さらに本織りの工程を経ることによって、目の詰まった丈夫な生地が完成します。
一般の洋傘で多く用いられる写真プリントとは違った、色柄の柔らかさと温かみ、奥行きが特徴的な逸品です。

また、ほぐし織りの美しさを一番感じていただけるのが、雨にぬれた時。雨のしずくがレンズの役割を果たすことで色柄がより鮮明に映え、エレガントな印象を醸し出します。まるで絵画の世界に迷い込んだかのような、ロマンチックな雰囲気につつまれることでしょう。

ほぐし織り洋傘の特徴・工程

一般の洋傘の色柄は写真プリントで製作されておりますが、ほぐし織りは、縦糸(仮織り)の段階で色柄を手捺染(てなっせん)し、色柄の柔らかさ・温かみ・奥行きの深さが特徴で、雨に濡れると柄が鮮明に映えエレガントな雰囲気を醸し出します。
手作業が多く、量産困難な質の高い逸品です。

1本の傘ができあがるまでには約30人もの人が携わっております。
生地を織るのに3ヶ月、防水加工に1ヶ月の期間をかけ、熟練の職人が1日に作れる本数は、10本から20本です。

傘としては決してお安い価格ではありませんが、丁寧にお使いいただけましたら、20年でも30年でもお使いいただける傘です。

縦糸がずれない様に仮の横糸を入れます。
これを「仮織り(かりおり)」といいます。
ほぐし織り独自の工程で、一般の傘にはこのような工程はありません。

仮織りした反物に色の数だけ型紙を何枚も使い、手捺染(てなっせん)にて仕上げます。

手捺染した反物を圧力釜にて130度以上の高温で1時間以上蒸します。
高温処理をする事により糸を圧縮し色落ち・色あせなどを防ぎます。

本織りをする時に仮織りの横糸を抜くことを「解す(ほぐす)」と言い、ほぐしながら本織りする事を「ほぐし織り」といいます。
横糸をほぐす作業は人が付いていなければならないため、作業時間も限られてきます。

仮糸をほぐしながら本織り(横糸を入れる)を行います。

防水加工を行います。

「ほぐし織り」の特徴としまして、雨の日に傘を差した時、雫がレンズの効果となり色・柄が鮮明に映えます。

小間(こま)裁断に使う三角形の型は、職人の自作工具です。
その度合いも傘の骨などとの相対的なものを睨んで決めねばなりません。

裏側から骨と生地を縫い合わせます。

アフターフォローも万全

アフターケアもお客様の実費ではございますが万全です。商品をお預かりしてから約1カ月程でご納品させていただきます。
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